会計事務

 管理会社が受託する委託業務は多岐にわたりますが、その中でも重要な業務の一つに管理費会計に関する事務があります。
会計事務とは、各区分所有者から毎月管理規約に定められた管理費、修繕積立金、駐車場使用料等を徴収すると同時に、一方で管理に要する経費の支払事務を行い、その結果を適正に収支決算書(案)として纏めあげる一連の作業をいいます。
 これらの事務処理に際しては、管理組合様の承認を得てこれら金銭を収納する預金口座の通帳と銀行取引印を管理会社がお預かりし、収支事務を行う方式(支払い一任代行方式)と、管理会社は預金通帳のみをお預かりし、銀行取引印は管理組合様(通常は理事長様)が保管する「原則方式」があります。ただし、修繕積立金口座に係る預金通帳と銀行取引印の両方を管理会社が保管することは法律で禁止されております。
 マンション管理では、これらの会計事務が適切に行われることが、極めて重要であり、その如何によってはマンション管理の円滑な運営に支障が生じ、しいてはマンションの資産価値を大きく損なう要因となります。
 弊社では、会計事務を取り扱う専任の会計事務担当者を配置し、管理組合様には定期的に管理費等の収支状況並びに滞納がある場合はその状況を書面により報告するとともに、管理組合様から請求があるときには、直ちに請求内容を開示する態勢を整えており、管理組合様からは安心してお任せいただいております。

透明な会計処理の流れ